美容師を辞めたい、悩んでいる方。その理由と現役美容師からのアドバイス。

ヘアスタイル

こんにちは、Ichigonです。

美容業界に入って僕は15年経ちますが、辞めたいと思った事は多々ありました。

というか一度辞めました(笑)

しかしながら、何だかんだで美容業界に戻っています。

振り返ってみると美容師をやっていて良かったと思っていますし、そのおかげで今の自分があり、後悔はしていません。実際、同期や後輩で辞めていった人をたくさん見てきましたが「辞める」という決断をした理由で多かったのがこちらです。

  • 人間関係。
  • 自信を無くした。
  • 手荒れ
  • 給与が安い、休みが無い。少ない。
  • 練習についていけない。
  • 入社したはいいが、思っていた世界とまるで違った。

これらの項目について、僕の考え方ではありますが、アドバイスとして少しでも力になれたら幸いです。

目次

人間関係は上手くいかない事の方が多い。

美容業界は競争です。スタイリストからしたら良いアシスタントを自分に付けようと必死です。結果、スタイリスト間でもギクシャクは多々ありますし、考え方も違います。

どこのお店、会社に行っても絶対といっていい程に良い人、嫌な人はいます。嫌な人がいない所は稀だと思っていた方がいいです。そして店長のやり方次第で職場は驚く程良くなったりもします。

良い先生、上司に巡り会うかどうかがとても大事です。

やり方、考え方、生き方に共感を持てるかどうか。

僕はいくつかお店を転々としましたが、やはり出会いはありましたし、離れた今でも仲良しな師弟関係です。厳しい時は厳しいし緩い時は物凄くダラダラです(笑)お互いに何でも言い合えるのでストレスも皆無(o^―^o)

「自分の良い所を引き出し、伸ばしてくれる。」そんな人に出会えたら一生モノだと思います。

同僚で人間関係が上手くいかないとしても、自分をしっかり持ち貫く事が必要。

頑固なのはあまり良くないけど、個性は大事!頑固だといいアドバイスも身にならないし、敵を作るりますが個性は武器になります。「あの人は誰とでも上手くやれる、聞き上手、マネ出来ない」とか思われたら一目置かれます。人と比べるのでは無く、自分の中身を磨いてみましょう。

気付いたら自分がトップにいるかもしれませんよ?(^▽^)/

自分のスタイルが確立していたら自信は揺らがない。

 

 

 

 

 

 

自信を無くすのはどんな時でしょうか?

僕がアシスタント時代は自信なんてこれっぽっちも無かったです。いくらポジティブな僕でも不安だらけでしたよ(笑)

「クレームを受けた・・・」とか「微妙な表情でお客様が帰られた・・・」とか「他の人の方が上手いと言われた・・・」とか結構メンタルに来ますよね。

技術不足で言われたのならば、それは自分の責任です。努力するしかありません。経験を積む事が必要です。

それ以外はそんな気にしなくて大丈夫です。

どんなに上手いと言われてるカリスマだって気に入らない人はいます。それは人間は一人一人違う様にイメージだってセンスだって違います。万人に受ける事はまず無理でしょう。

自分の事を気に入ってくれて喜んでくれる方がいればいいんです。それが自分のお客様であり、大事にすべき事です。自分がこれでOKと思うならそれを提供するのが個性でありセンスです。気に入らないなら自分が気にいる様にしてくれる美容師さんにやってもらえればいい事です。

シャンプーひとつにしたって「あなたが一番上手い」と言われたら嬉しいですし、他の人には分からない感覚でしょうから。

喜んでくれる方がいるならば自分に自信を持つべきですし、より努力しようとメンタル的にもプラスになります。

基本を習得、そこから派生させて自分のスタイルにしていきましょう(^▽^)/

自分で考えなければ何も身につかないですし、個性は生まれませんので。

最初は徹底的にパクってマネてでいいんです。料理と似ていて隠し味を加えていくと面白くなりますよ?

想像と現実の違い。

美容師って「華やかな」、「オシャレ」、「カッコいい」等のイメージがありますが実際は物凄く大変な職業の一つでしょう。

一人前になるまでは忍耐がなければ心折れます。どの職人さんでもそうですが身につくまではひたすらコツコツとやらなければいけません。

おまけに休みも講習で潰れて自分の時間なんて持てません・・・

給与も安いときたら「良い所なんて何も無いじゃないか」って思いますよね?

唯一、そんな世界でも続けていける人ってこの仕事が好きって事。定年が無い事。

「絶対に一人前になる」、「自分の店を開きたい」など目標や夢があれば、そのように生きていきますから挫折したり壁にぶつかっても乗り越えれます。

諦めて辞めたとしても、また戻ればいいんです。年齢なんて関係ありません。

実際僕も辞めて他の仕事をいくつかやってみました(笑)

でもつまらなかったんですよね。自分の中にこれでいいのかって葛藤もありました。

それで戻って結局今ではお店を仕切ってやっています。遠回りをしたとは思ってませんよ?逆に色々な仕事を見て、良い経験になったとプラスに考えています。話の話題のレパートリーも増えましたしね(笑)

最初はどの仕事でも大変なのは当たり前です。右も左も分からないんですから。

そこを越えてこそ価値があります。

まとめ

一度きりの人生ですから好きであれば続けて欲しいと僕は思います。

そして挫折しそうな時は自分一人で考えず、同僚や友達に必ず相談して下さい。

間違いなく一人で抱え込んだらネガティブになりますので。

手荒れで続けていくのが難しいのならば、今でこそカット専門店など手に優しい職場もあります。

僕はカラーが好きならカラーから勉強したら良いと思うし、カットが好きならカットから勉強したらいいと思います。興味がある事なら熱中するし楽しいから。

それが「個人を伸ばす良い手段かな」と考えていますし、やりたい事をする前に辞めるのは非常に勿体ない!

結果、良かったと思えるのはその時になってみないと分かりません。ただ、がむしゃらにやってきた僕の経験では良かったと思えます。

 

 

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